バナナの葉の下で雨宿りをしている女性を描いた柄になるのですが、ハワイでは「No Rain, No Rainbow」と言われるように、雨に関する「想い」が良く表現されています。
その想いから感じ取れるのは、「雨というのは、我々にとって少々厄介であり、嫌なものなのだと思われますが、時には恵となるわけで、いわば表裏一体且つ必要不可欠なものです。」
Tシャツに書かれているハワイ語、“Ola i ka wai a ka '?pua”の意味するところは、 『There is life in the water from the clouds. Rain gives life.』 〜天からの水は、生命そのものだ。〜 です。
全ては巡り巡って調和を取ってくれているという意味が含まれていると思います。
そこから考えを巡らせていくと、Niho（牙）の代表的な海の生物である、鮫も実は地球にとって必要不可欠な存在であるとされています。
昨今では鮫の乱獲が珊瑚礁の減少に繋がっているとも言われています。珊瑚礁には色々な魚たちが生きているわけですが、鮫の乱獲によって何が起こっているのか？と言いますと…、 海の中には草食魚と呼ばれる藻類を食して生きている魚と捕食魚と呼ばれる自分より小さい魚等を食べて生きている魚がいます。ブダイなどの草食魚類は、珊瑚の育成を阻害する珊瑚についた藻類を食べ、結果珊瑚礁を育ててくれます。
その一方で、フエダイなどの中型の捕食魚は、ブダイのような草食魚を食べて生きているわけで、更に鮫はフエダイなどの捕食魚を食して生きています。 鮫の乱獲によって、鮫が食す中型の捕食魚の個体数が増加し、その一方でブダイなどの草食魚が減少した結果、珊瑚についた藻類が珊瑚を阻害し、珊瑚が破壊されてきている一面もあるそうです。 全ての物や生命には必ず存在する理由があるわけですね！
そんな調和、表裏一体という想いもNiho柄には含まれています。